- Webデザイナーに興味があるが、将来性があるか不安
- 将来性のあるWebデザイナーになるにはどうしたらよいか知りたい
このような方向けに、現役Webデザイナーである筆者が、Webデザイナーの将来性について解説します。
Web業界の市場動向
IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社の調査によると、国内ITサービス市場は2020年に新型コロナウイルスの影響を受けたものの、2021年以降はプラス成長に回帰し、2025年まで順調に伸び続けると予測されています。
引用元:IDC Japan 株式会社
そのため、今後もWebデザイナーの需要は伸び続けると言えます。
Webデザイナーの将来性は?
Webデザイナーの将来性を考えるうえで、重要な要素は以下の2点です。
- Web業界全体の需要
- Webデザイナーの希少性
1点目のWeb業界全体の需要については、はじめに説明したとおり、今後も順調に伸び続けることが予測されています。
また、Webデザイナーはデザインソフトを使いこなすスキルや、HTML,CSSコーディングスキルなどが必要です。
Webデザイナーに必要なスキルは比較的専門性が高く、習得するまでにある程度の学習時間を要するので、2点目のWebデザイナーの希少性は高いといえます。
このように、将来性を考えるうえで重要な要素2点をクリアしているため、Webデザイナーは将来性が高いと言えます。
将来性の高いWebデザイナーであり続けるために重要なこと
現時点でWebデザイナーは将来性が高いといえますが、今後も需要の高いWebデザイナーであり続けるには、次の3点が重要です。
- 最新情報の収集を怠らない
- 市場のニーズを汲み取る
- 全体を俯瞰できる目を持つ
それぞれ、詳しく解説していきます。
最新情報の収集を怠らない
Web業界は、トレンドの移り変わりが激しい業界です。
様々な新しいサービス、ツールが凄い勢いで生まれ続けています。
一つのスキルに執着し続けてしまうと、取り残されてしまい、需要のないWebデザイナーになってしまいます。
そのため、常に最新情報を収集し続けることが重要です。
市場のニーズを汲み取る
トレンドの移り変わりが激しいがゆえに、Webデザイナーへのニーズもどんどん変化していきます。
例えば、昔はWebデザイナーはデザインのみを担当する場合が多かったですが、現在はコーディングまでWebデザイナーが担当する場合が多いです。
今後も、Webデザイナーへのニーズは変化していくことが予想されるので、柔軟に対応していく必要があります。
全体を俯瞰できる目を持つ
デザインやコーディングの一部は、自動化が進んできています。
自動化できているスキルしか身につけていないWebデザイナーは需要が減ってくることが予想されます。
そのため、一部のスキルに執着するのではなく、クライアントの目的達成するためには何が必要かを見極める目が必要です。
将来性の高いWebデザイナーであり続けるために習得するべき具体的なスキル
将来性の高いWebデザイナーであり続けるには、具体的には次の3つのスキルを身につけるべきです。
- NoCodeを使いこなすスキル
- Webマーケティングスキル
- Webライティングスキル
それぞれ、詳しく解説していきます。
NoCodeを使いこなすスキル
まずは、NoCodeのツール・サービスを使いこなすスキルです。
NoCodeとは、コードを記述せずにWebサイトやアプリを開発できるツール・サービスです。専門的な知識がなくても開発可能で、低コストでWebサイトが制作できるため、最近注目を集めています。
Web制作に関係するNoCodeの有名なサービスとしては、Wix、Webflow、STUDIOなどがあります。
デザインについても、特別なデザインソフトを使用せず、ブラウザ上で完結してしまうサービスもあります。
いまのところ、NoCodeで作成されているWebサイトはそこまで多くないようですが、今後どんどん増えていくことが予想されますので、NoCodeツール・サービスを使いこなすスキルを身につけましょう。
Webマーケティングスキル
Webデザインの要所要所の技術は自動化されてきており、今後もどんどん自動化が進むでしょう。
そのため、狭い範囲のスキルしか持ち合わせていないWebデザイナーは淘汰されてしまう可能性が高いです。
将来性の高いWebデザイナーであり続けるには、クライアントの目的達成のために、全体を俯瞰して様々な提案をしていく必要があります。
このように、全体を俯瞰する能力は、Webマーケティングを学ぶことで、身につけることができます。
これからWebデザイナーを目指して学習を進めている方は、Webマーケティングの基礎について学んでおくことをおすすめします。
Webマーケティングの基礎的な知識を学ぶには、以下の書籍がおすすめです!
Webライティングスキル
Webサイトを制作する理由はクライアントによって様々ですが、ほとんどの場合、自社の商品を多くの人に購入してもらうことが目的かと思います。
Webサイトに掲載する文章は基本的にクライアント側で用意することが多いですが、クライアントもWebライティングのプロではありません。
そのため、商品の良さを読者に分かりやすく伝え、たくさん商品を売ることができるようなWebライティングスキルを持ったWebデザイナーは、重宝されるはずです。
Webライティングの基礎的な知識を学ぶには、以下の書籍がおすすめです!
まとめ
Webデザイナーは、以下の理由から、現時点では将来性が高いと言えるでしょう。
- Web業界全体の需要は今後も順調に伸び続ける
- Webデザイナーは希少性の高い職業である
しかし、Webデザインの要所要所の技術は自動化されつつあるので、今後も将来性の高いWebデザイナーであり続けるためには、次の3点が重要です。
- 最新情報の収集を怠らない
- 市場のニーズを汲み取る
- 全体を俯瞰できる目を持つ
そして、そのために身につけるべき具体的なスキルは、以下の3つです。
- NoCode
- Webマーケティング
- Webライティング
Webデザイナーは、常に情報を収集したり、学び続ける必要があるので大変だと思われた方も多いでしょう。
しかし、大変だからこそ希少性が高く、今後も将来性の高いWebデザイナーであり続けることができるのだと思います。
それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!