- Webデザイナーになるために必要なものを知りたい
- 未経験から独学でWebデザイナーになるために、最低限必要なものを知りたい
こんな悩みを解消します。
未経験からWebデザイナーを目指している方は、一体どんなものが必要なのか、イメージしにくいと思います。
本記事では、現役Webデザイナーである筆者が、Webデザイナーになるために本当に必要なものをご紹介します。
また、初心者のうちは必要のないものも後半で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 独学でWebデザイナーになるために必要なもの
- 初心者Webデザイナーには必要ないもの
Webデザイナーになるために必要なもの
未経験から独学でWebデザイナーになる場合、必要なものは以下の9つです。
- パソコン
- マウス
- モニター
- ネット環境
- デザインソフト
- フォント
- テキストエディター
- FTPクライアント
- レンタルサーバーとドメイン
それぞれ、具体的に解説します。
パソコン
まずは、Webデザイナーの必需品であるパソコンを用意しましょう。
Webデザイナーに必須のPhotoshopやIllustratorなどのデザインソフトは、パソコンの作業負荷が大きいため、パソコンのスペックが低いと操作が重くてフリーズしてしまう場合があります。
そのため、Webデザイナーにとってパソコンのスペックは非常に重要です。
デザインソフトをサクサク使うために必要なパソコンのスペックは、以下のとおりです。
- CPUはintel Core i5以上かAMD Ryzen 5以上(世代が古いものはNG)もしくはAppleのM1チップ
- メモリは16GB以上
具体的にどんなパソコンが良いか知りたい方は、以下の記事でWebデザイナーに必要なパソコンのスペックの詳細や、初心者におすすめのコストパフォーマンスの良いパソコンを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Webデザイナーとして仕事をするためにノートパソコンを買いたいけど、ノートパソコンは種類多すぎて、何を選べば良いか悩んでいる方も多いと思います。 そこで本記事では、PhotoshopやIllustrator、Adobe XDなどのW[…]
マウス
タッチパッドでも操作自体は可能ですが、マウスがあるとデザインソフトの作業効率が大幅にアップするので、絶対に用意しましょう。
選ぶマウスによって作業効率が大きく変わるようなことはありませんので、気に入ったものでOKです。
モニター
Webデザイナーはデザインソフト・テキストエディタ・ブラウザなど複数のアプリケーションを同時に使用するので、画面が広ければ広いほど、作業効率がアップします。
そのため、ノートパソコンなど画面サイズの小さい端末を使用している方は、モニターを購入しましょう。
初心者のうちは必要ないという考えもありますが、初心者の方がブラウザでたくさん調べ物をする機会が多いので、逆に初心者の方が買うメリットが大きいです。
ただし、モニターはスペックや価格がピンキリなので、初心者のうちはそこまで高スペックのものを購入する必要はありません。
今回、初心者にもおすすめのコストパフォーマンスの良いモニターを1台ご紹介します。
価格が安いのに複数の画面モードが搭載されており、コストパフォーマンスに優れています。
筆者もこのモニターを2台購入しましたが、フレームレスで見た目もスタイリッシュなのでとても気に入っています。
HDMIケーブルも付いてくるので、買ってすぐに使用し始められるのも魅力的です。
以下のアイリスオーヤマの通販サイトから、商品の詳細を見ることができます。
他の通販サイトで見たい方は、こちらからご確認ください。
ネット環境(Wi-Fi)
Webデザイナーは調べながら作業をすることが多いので、インターネットを繋げる環境が必要です。
自宅に固定回線のインターネット環境がある方は、新たにモバイルルーターなどを用意する必要はありません。
クライアントとの打合せなど、外出先でインターネットに接続する必要がある場合は、スマートフォンのテザリングを利用するのがおすすめです。
自宅にインターネット環境がない場合は、固定回線かモバイルルーターを契約しましょう。
デザインソフト
デザインソフトは、Webデザイナーの必需品です。これがないと仕事ができません。
2022年現在、Webデザイナーに必要なデザインソフトは以下の3つです。
- Photoshop
- Illustrator
- Adobe XD
3つともAdobe CCのデザインソフトで、圧倒的なシェアを誇っています。
特にPhotoshopとIllustraotrは、Webデザイナーの求人で必須スキルとして記載されている場合がほとんどです。
これらのソフトを使用するには、Adobe CCを購入する必要がありますが、Adobeの公式サイトで購入すると、月額6,248円(年間74,976円)と高額です。
そこでおすすめしたいのが、以下のAdobeプラチナパートナースクール経由でAdobe CCを購入する方法です。
上記のサイトで申し込むと、月額約3,400円(年間39,980円)でAdobe CCを購入することができます。
しかも、安く購入できるだけでなく、PhotoshopやIllustratorなどのソフトの使い方を学べる動画教材も閲覧することができます。
Adobeプラチナパートナースクール経由で購入することで、スクールの学生という立場になり、学割が効いた価格で購入できるという仕組みです。
安く買えるからといって、使用できるソフトや期間に違いはなく、どこで申し込むかの違いだけなので、非常におすすめな方法です!
それぞれのスクールの違いや動画教材の具体的な内容・申込み手順は、以下の記事で解説していますので、興味のある方は見てみてください。
それでは、Photoshop、Illustrator、Adobe XDのそれぞれの特徴を解説します。
Photoshop
Photoshopは、画像加工が得意なソフトです。
Webデザイナーは画像加工するシチュエーションが多いので、使う頻度も多いデザインソフトです。
画像加工の他にもさまざまな機能があり、WebデザインはPhotoshopで制作されることが多いです。
Illustrator
Illustratorは、イラストの描画が得意なソフトなので、イラストを使用したWebデザインを制作するのに便利です。
Webだけでなく、印刷物のデザインにも使われるデザインソフトなので、使用できるとデザインの幅が広がります。
Adobe XD
Adobe XDは、PhotoshopやIllustratorに比べて機能が少ないですが、動作が非常に軽く、効率的にデザインを制作することができます。
プロトタイプ機能や共有機能など、Webデザインに特化した機能があるので、最近は主流になりつつあるデザインソフトです。
また、Adobe XDとよく似た機能を持つソフトとして、FigmaとSketchがあります。
どちらもメジャーなツールで、Web制作会社によってはAdobe XDではなくFigmaやSketchを使用している会社もあります。
そのため、あらかじめ入社したい会社が決まっている場合は、求人情報の必須スキルを確認し、学ぶツールを選択するようにしましょう。
フォント
Webデザインは、フォントによって印象が大幅に変わるので、様々なバリエーションのフォントを持っておくことで、様々な業界のクライアントに対応できるようになります。
有料のものはおしゃれなものが多いですが、初心者のうちは以下の2つで十分事足ります。
- Adobe Fonts
- Google Fonts
それぞれ、具体的に解説します。
Adobe Fonts
Adobe Fontsは、Adobe CCを購入することで、使えるようになります。
1つ1つフォントをダウンロードする必要はなく、Adobe CCにログインした状態で、Adobe Fontsにアクセスすることで、ボタン一つでフォントが使えるようになります。
おしゃれなフォントが多く、日本語フォントも充実しています。
Google Fonts
Google Fontsは、Googleが提供しているフォントです。
欲しいフォントをダウンロードして使用します。
誰でも無料で使用できるのに、とにかく種類が豊富なのが魅力的です。
特に、英語のフォントはおしゃれなものが多いです。
テキストエディター
テキストエディターとは、Webサイトの構築に必要なHTML,CSSなどの言語を記述するために必要なツールです。
テキストエディターは、様々な種類がありますが、Webデザイナーに特におすすめのツールは「Visual Studio Code」です。
Visual Studio Codeは、Microsoft社が開発しているテキストエディターで、便利な拡張機能が多く、使いやすいのが特徴です。
Visual Studio Code公式サイトで、無料でソフトをダウンロードすることができます。
FTPクライアント
FTPクライアントとは、サーバーにHTMLなどのファイルをアップロードするためのソフトです。
FTPクライアントにも様々な種類がありますが、Webデザイナーにおすすめなソフトは「FileZilla」です。
FileZillaは海外のソフトですが、日本語にも対応しており、使いやすいGUIなので初心者でも安心して使うことができます。
レンタルサーバーとドメイン
Webサイトを世界中に公開するためには、サーバーをレンタルし、ドメインを取得する必要があります。
Webデザイナーとして働くなら、サーバーレンタル〜サイト公開までの流れは把握しておく必要があります。
そのため、転職活動などで使用するポートフォリオサイトを作成するタイミングで、自分でサーバーレンタル・ドメイン取得を行って、サイトを公開してみましょう。
以下の記事に、ポートフォリオサイトを公開するのにおすすめなレンタルサーバーをまとめていますので、興味のある方は見て見てください。
未経験からWebデザイナー・Webクリエイターを目指す方は、ポートフォリオサイトの制作が必須かと思います。 ポートフォリオサイトを企業に見てもらうため、レンタルサーバーを契約する必要がありますが、レンタルサーバーの数が多すぎて、どれ[…]
初心者Webデザイナーには必要ないもの
ここまで、Webデザイナーになるために必要なものを解説してきましたが、逆に、Webデザイナーにとって最初は必要ないものもご紹介します。
必要ないものもしっかり把握することで、効率的にスキルを身につけることができますので、ぜひ参考にしてみてください。
資格
Webデザイナーには、資格は必要ありません。
転職活動や、クラウドソーシングで仕事を受注する際に重要視されるのは、「具体的にどんなデザインができるのか?」ということです。
資格は、知識を網羅的に学ぶのに適しているので、資格を取得すること自体はマイナスではありません。
しかし、少しでも早く仕事をもらえるようになりたいという方は、資格取得より、評価されやすいポートフォリオを作成することに時間を費やす方が効果的です。
SEOの知識
SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略で、検索エンジンで上位表示させるための施策のことです。
SEOの知識を持っていることで、仕事の幅が広がりますが、SEOは非常に奥が深く、習得するにはかなり時間がかかりますので、最初のうちは必要ありません。
WordPressサイト構築スキル
WordPressとは、世界中で使われている最も人気のあるCMSです。
CMSとは、Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)の略で、プログラミング言語に関する知識がない人でも、Webサイトの記事を更新することができるシステムのことです。
世界中のWebサイトの約40%はWordPressで作られていると言われています。
圧倒的なシェアを誇るサイトであるがゆえに、WordPressサイトを構築できるスキルがあると重宝されますが、初心者にはややハードルが高いので、最初のうちは必要ありません。
しかし、Webデザイナーの仕事をしていると、WordPressでサイトを構築する機会は必ずきますので、通常のサイトを構築することができるようになったら、必要に応じて学んでいくという方針で良いです。
Webデザイナーに必要なものQ&A
最後に、Webデザイナーに必要なものに関する、Q&Aにお答えしていきます。
コーディングスキルは必須か?
Webデザイナーにとって、コーディングスキルは必ずしも必要というわけではありません。
Web制作会社によっては、デザイン担当とコーディング担当は分かれている場合もありますので、デザインスキルのみでも仕事として成立します。
しかし、デザインのみを担当するWebデザイナーを目指す場合でも、コーディング担当者が作業しやすいようなデザインデータとはどのようなものかを学んでおいた方が良いでしょう。
ポートフォリオは必須か?
未経験からWebデザイナーを目指す場合、ポートフォリオは必須です。
どんなWeb制作会社でも、未経験者に一からWeb制作の手順を教えている余裕がないのが現状です。
そのため、未経験者でも、一から教えなくてもある程度実務をこなせるような最低限のスキルは身につけておく必要があります。
自分が最低限のスキルを身につけていることをアピールするために、必ずポートフォリオを制作しましょう。
まとめ
未経験から独学でWebデザイナーを目指す方に必要なものは以下の9つです。
- パソコン
- マウス
- モニター
- ネット環境
- デザインソフト
- フォント
- テキストエディター
- FTPクライアント
- レンタルサーバーとドメイン
また、Webデザイナーにとって、初心者のうちは必要ないものは以下の3つです。
- 資格
- SEOの知識
- WordPressサイト構築スキル
Webデザイナーはデザイン、コーディング、サーバーなど学ぶことがたくさんあるので、必要なものとそうでないものを明確に切り分けて、必要なものだけを効率よく揃えるようにしましょう。